問題88

次は、防火対象物、権原者等について述べたものであるが、誤りはどれか。

1、私法上又は公法上の契約や職務命令によって、本来の権原を有する者から管理を委任された者(工場長や学校長など)も権原を有する者に該当する。

2、消防法第8条に定める一定以上の規模の防火対象物の権原者は、防火管理者を定めて、所轄消防長又は消防署長に届け出る必要がある。

3、「防火対象物」とは、山林又は船車、船きょ若しくは埠頭に繁留された船舶、建築物その他の工作物若しくはこれらに属する物をいう。

4、大規模ビルなどで、その使用体系と管理体系が分かれているような場合には、その使用体系の代表者が権原を有する者に該当する。

5、管理について権原を有する者とは、防火対象物の管理行為を法律、契約又は慣習上当然行うべき者を指す。

答えは実務編170P、“1 防火管理者等“

(4) 権限を有する者

 「管理について権限を有する者」とは、防火対象物の管理行為を、法律、契約又は慣習上当然行うべき者を指し、所有者や借受人がその管理権を有しているのが一般的である。
 しかし、大規模ビルなどで、その使用体系と管理体系が分かれているような場合には、その管理体系の代表者がこれに該当し、私法上又は公法上の契約や職務命令によって本来の権限を有する者から管理を委任されたもの(工場長や学校長など)も、これに該当する。

使用体系の代表者ではなく、管理体系の代表者が権限を有する者に該当するため、選択肢4は誤りとなります。

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